ゴールデンウィークの家族旅行を期待された際、どのような場所や宿を選ぶでしょうか?2019年のゴールデンウィークに行った我が家の旅行記がその参考になればと思いました。
基本情報
別府や由布院、阿蘇などは、関西圏や関東圏の方々も足を運んだと聞くことがあって知名度の高い地域であると感じます。くじゅうについては、遠方の方からはあまり知られていない雰囲気ですが、上記の地域の中間くらいに位置している、九州では有名な温泉地の1つです。
今回は、フリューゲル久住に宿泊しました。
Webサイト: https://www.flugel-kuju.com/
5人家族がくじゅうへ出発!
我が家の家族構成は、パパ・ママ・長女・長男・二女の5人家族!
旅行で優先順位を挙げるなら、子供が小さいので和室か和洋室の部屋・部屋風呂・部屋食!これが揃っていると凄く旅が楽になりますが今回は部屋食ではないです。
今回は大分県九重へ旅行してきました。
仕事の関係もあって出発は12:30に小倉出発し→都市高速(小倉駅北)→東九州自動車道(小倉東JC→別府)のルートで寄り道せずに宿泊先(15:30)へ到着。
フリューゲル九重の特徴は、10棟すべてが離れの宿であることと、車で直接宿泊する場所まで行くことができる小さな子連れにはとっても助かるお宿ですが、チェックインの時には1度家族全員車から降りてみてください。
エントランスを入ると、右手にチェックインフロント左手にはラウンジがあります。ラウンジでは何も考えずに好きな場所に座ってみてください。(テーブルに何か書いてありますよ!)内容は行ってみてからのお楽しみにしたいのでナイショ。
ウェルカムドリンクとして大人には(ゆずはちみつドリンク)子供には(リンゴジュース)が振舞われます。くつろぎのラウンジには星をテーマにした本やキャンディ・レコードがあって(本・レコードは宿泊中の貸し出し自由)こだわりを探してみるのも楽しいです。
飲み物を飲み終わったらお部屋に移動。
運転手さん以外はカートでお部屋まで連れて行ってくれます(ベンツやBMWのエンブレム付きのカートです!)子供が一緒だと絶対に乗ったほうが楽しいです!揺れを体感するだけでテンション上がります。運転手さんは自家用車を運転してカートの後ろについてお部屋までいきます。
お部屋は露天風呂と内湯、広い庭付き
お部屋のタイプはいくつかありますが、お庭の広さや露天風呂の仕様の違い・蓄音器・レコードプレイヤーの有無のみで大きな違いはありません(全棟バリアフリー対応です)。
ベビーカーや車いすを置いても広く段差のない玄関(ベッドに上がる小上がり以外はフラットです)。琉球畳のしつらえでお風呂は内風呂・露天風呂の2つを備えてあります。
木の香りがする、とても落ち着くお宿です。
我が家の恒例「お宿についたらまず温泉!」
4月末のお昼過ぎとはいえ、外は少し肌寒いですが露天風呂・内風呂共にかけ流しですのですぐに入浴できるのもよいところです。
子供たちも裸のままはしゃいで楽しそうです。
お風呂上りはハンモックやテラスのソファーで湯上りドリンクタイム!を楽しみます。冷蔵庫のドリンクは(ミネラルウオーター2本・カボスドリンク2本・エビスビール2本)全て無料です。その他ドリップコーヒー4杯分、紅茶・緑茶が備えてあります。
個室でのフレンチコース料理とフロント周辺
お夕食はフロントの離れ両側にあるレストランでいただきます(フロントまで宿泊の場所が離れている場合はカートで迎えに来てくれます)。
ここはフランス料理がとても美味しいお宿で、コースメニューのお品書きやナプキンホルダーなどスタッフの方の手作りを肌で感じます。お部屋の作務衣で気取らないお夕食が戴けますよ。お箸もあるのでフォークやナイフが苦手な方でも大丈夫です! パンはお替り自由なので、小さな子供たちは大人の食事をとり分けてあげると丁度よい量になります。ジュースもお子様は無料・おかわりもOK!!(とっても嬉しいサービス)
レストラン近くにはあひる池があって3羽のあひるが飼育されています。フロントであひるさんの餌がもらえるので、手のひらから餌を食べる感覚もぜひ感じてほしいです。
*桟橋に手すり等ないので、小さな子供は落っこちる危険があります!(この日長男が頭から沼地に落下してあひるの匂いをたくさんつけて上がってきました。。幸いけがなし)
ナイトラウンジもお昼とは異なり、ゆっくりとした時間が流れていました。
本を読んで寛ぐも良し、ピアノを弾いてみるのも良し、いろんな過ごし方があります。
売店にはお部屋にも置いてあったお菓子・日本一小さな金平糖が販売しています。カゴバックなどもあって品ぞろえは多彩です。 お部屋に戻ることには1番星☆が出ているころだと思いますので、ゆっくりお散歩しながらお部屋まで戻るのもオススメ!
星空を楽しむのは季節にもよりますが、22時以降の時間がきれいに見えます(とっても外気が下がるので温かい格好で星空見学をお勧めします)お庭のライトを消して、目が慣れるまで10分くらいかかりますが星が手に届きそうなくらい近く感じます。感覚としては吸い込まれそうになるくらいにキレイ☆寒いけれどぐっと我慢の時間ですよー。
お部屋には外出に対応の作務衣・羽織(短・長)のほかに就寝用のパジャマや足袋、子供用の作務衣やアメニティ類・ドライヤーなどはすべてそろっているので、手ぶらで宿泊できます!私は就寝時にはパジャマを使っています(結構お気に入りです) 。
朝風呂も時間を気にせず入り放題
5時には目覚めて露天朝風呂の時間!子供たちも一緒にワイワイと楽しみます。小鳥のさえずりや日の出の空の移り変わり、外気・森林浴もできて本当に気持ちの良い時間です。 我が家は(私と娘だけ!)朝風呂も楽しみの一つ❤
朝食はお夕食とは異なるレストランでフォカッチャ・サラダ・ヨーグルト・フルーツ・飲み物が戴けます。フォカッチャの種類は(サーモン・チキン)の2種から選べるので仲良く1つずつ頼んで半分こして食べました。子供たちは小食なのでジュースとママ・パパのお皿から好きなものだけ食べました(それでも量としては満足です)。
11時チェックアウト!
レイトチェックアウトなので、朝食の時間が少し遅くても出発の準備や心残りの無い様に温泉も楽しめる時間もたっぷりあります。
帰りの際は、スタッフがほとんど出てきてくれて車が見えなくなるまで手を振ってお見送りしてくれます。心が温まる優しいお宿「フリューゲル九重」でした。
衝動買いのコストパフォーマンス
今回は1泊で約10万円(大人2名2食付き・子供布団のみ1名・食事布団なし2名) 。普段は5,000円未満のカプセルホテルなどで済ますことを考えると、とんでもなく大きな「衝動買い」です。「お金は墓場まで持って行けない」「お金で幸せを買う」「浪費を目指す」といったコンセプトで宿泊をした第一弾が、このフリューゲル久住でした。
車での移動と同様、一般的な旅行では、宿泊場所は主な目的の脇役であることが多いのではと思います。車内ではDVDを見たり、どのような安価なホテルでも新鮮さがあったりと、それなりに楽しむことはできますが、今回は宿泊が主な目的になったように思います。このあとテーマパークなどにも向かったのですが、今回の旅行は、フリューゲル久住が一番家族の印象に残った様子でした。
旅の新しい楽しみ方の1つとして、 泊まる場所を主役にしてみる、そういった試みが成功したことも含めると、コストパフォーマンスは悪くなかったのかなと思いました。