阿蘇めぐり:ファームランド・別邸蘇庵・一心行の大桜

桜の時期、「一心行の大桜が見たいね」「いちご狩りしたいよね」我が家ではいつもそんな会話になる時期です。
それなら家族旅行も兼ねて行っちゃおう!ということで南阿蘇方向へお出かけしました。

まずは阿蘇ファームランド!

いちご狩りならば忘れてはいけないのが阿蘇ファームランドさんです。お仕事でもとてもお世話になっているのですが、いちご狩りもとても素敵なスポットです。
大駐車場と同じ敷地内にいちご狩りの温室があります。受付はここで行います。

高床式の栽培でいちごもきれいです。座らなくて歩きながらいちごを選んでつまんで食べることができるのが子連れには助かります。日によって摘み取れるいちごの種類が異なるようです。

ハウス内には花粉を運んでくれるハチも飛んでいてところどころに人工の巣箱があります。飛んでいても攻撃しなければ刺されたりすることはありませんのでご安心を♡

この日はインスタ映え用の被り物やイチゴの帽子も置いてあったので、イチゴの妖精になりきって娘と写真撮影して楽しみました。お腹いっぱいいちごも食べてお土産用のいちごもしっかりと持ち帰りファームランドをあとにしました。

阿蘇夢しずく温泉 別邸蘇庵

次の目的地は宿泊先でもある「阿蘇夢しずく温泉 別邸蘇庵」です。駐車場に入ろうと🚙を進めたら門扉が自動で開いて家族そろって驚きました(以下の動画必見!)。庭園もとても立派でこの日は見事な枝垂桜が咲いており、随所に池や灯篭がありました。案内されたお部屋は「雲水」という一棟タイプのお部屋です。

贅を尽くした部屋と風呂

玄関も広く廊下を入った右側が主に使用する和室でここには茶器のセットやTVなど一般的なホテルの備品が置いてあります。ほかのホテルと少し異なるのはこの和室から直接温泉に行けることです。ガラス張りの一部にドアがありここを開ければ浴室です。シャワーブースと浴場に分かれており、何度も休憩して入ることができるようにベンチも置いてあります。ブラインドを開ければ(網戸があります)庭が眺められて半露天状態で楽しむことができます(椿の花がとてもきれいでした)。お湯はりはボタン一つで自動で入り自動で止まります。

2階建ての建物は階段を上るとベッドルームでTVやダブルベッドがありました(2Fにもトイレがあります)。ベランダにも直接出ることができて夕暮れや朝日をベンチで楽しむことができますよ(私たちはコーヒーをもって上がりベンチで楽しみました)。

部屋食でゆっくりと

お風呂に入ったりしているとすぐにお夕食の時間になります。すべて部屋食なのでお膳を仲居さんが運んでくれます。長女のみお子様ランチを頼みましたがお子様ランチの量というよりはレストランで食事をする大人の量程のランチが準備されました(我が家は子供が3人いるのでそれぞれ好きなものをそこからとって食べるので結局ちょうどいいのですが一人では小学生一人分くらいがちょうどいいのかもしれません)幼い二人にはご飯とふりかけがサービスしていただけました。

大人には溶岩焼きやお刺身、グラタンなど阿蘇ならではの食事が整えられ食べきれないほどのお食事に最後はデザートまでついてきました。子供たちは入れ代わり立ち代わりお世話くださる仲居さんに懐いてお仕事の邪魔ばかりしていましたが皆さん幼児には寛大でとても良くしてくださいました。

車での送迎で大浴場にも

食事も終わりしばし寛ぎの時間を持とうかと思っていたら長女が「お風呂に入りたい!」というので部屋付きのお風呂ではなく併設の本館ホテル内の大浴場へ行ってみることにしました。

フロントに電話をすると送迎用の車を出してくれます。歩けない距離ではないですが夜は暗いので頼んだほうがいいかなと思います (タオル類は持ち込みました) 。本館大浴場は室内・露天に分かれており露天部分には段違いで2つのお風呂がありました(温度が異なります)サウナもありました。少し肌寒かったのですが星もきれいで長女とゆっくり温まることができました。お風呂から上がると車に案内されお部屋まで戻してくれます

 お部屋に戻ると下の子供たちは就寝しており、スヤスヤタイムです。長女を寝かせつけ旅の楽しみの夫婦の時間を満喫します。コーヒーを淹れなおし日常のことやこれからのこと、子供のこと、家族のことなどたくさんの話ができるのも旅の良いところかもしれません。

私たちも2階に上がり就寝です。

2日目は一心行の大桜へ

「おはよー!」の元気な子供たちのあいさつで目が覚めます。もう少しだけ寝ていたいな…という気持ちもありますが外見たさにカーテン全開で窓も開けられてしまうので起きるしかないのです。

1Fに降りていき、お茶を飲んでいると朝食の準備とともにお布団上げに来てくれます。朝もしっかりと朝食を食べて子供たちとともにまたまた部屋風呂を楽しみます。部屋に温泉があるだけで本当に入り放題で移動の手間もなく子供たちも大喜びでまさに宿泊場所が一番楽しい場所になるから不思議です

食事もお風呂も思い切り楽しんで心残りもなくなったのでそろそろチェックアウトです。チェックアウトは受付と同じ場所で行います。今日も最高にお天気の良いあったかい一日!さてどこに行こうかな??

2日目の目的地は「一心行の大桜」です。樹齢は400年以上、樹高14m・幹周囲7.35m・枝張は東西に21.3m・南北に26mにもなるとても大きなヤマザクラです。地震や台風にも負けることなくその貫禄は大きなものです。

この日も露店がたくさん出ていました。飲み物や炭火焼き、ソフトクリームに子供の心は花より団子ですがママは桜が見たいのです!半ば強引に桜方向に歩みをシフトさせて行くと足元には菜の花の集団です。一気に子供たちが菜の花のほうに駆けだしていきます。花の畑はすでにいろんな方が通り抜けて道ができていました。子供たちはそこでかくれんぼをしたり追いかけっこをしたりと楽しんでいました。やっぱり自然が一番子供たちの活力につながるようで、見ている親も楽しかったです。

桜の花びらが風が吹くたびに吹雪のように目の前を流れていきます。穏やかな春のあたたかさと桜吹雪に優しい花の香りが漂います。お弁当を持ってきている方々もいらっしゃいました。長男はカップルの邪魔をしたり同年代のお友達を見つけて広場も楽しむことができたようです。

再び阿蘇ファームランド・動物園

「動物園行きたいなー」の一声で、昨日行った阿蘇ファームランドへ再度足を運ぶことになりました。

園内の動物王国ではフラミンゴや小動物たちの餌も売っています。餌やりも子供たちの楽しみなのでまずはフラミンゴに粒状の餌を手のひらに乗せてあげてみました。恐る恐る手を差し出すとくちばしで優しく食べてくれますが時々すごい勢いでつまんでくることもあります(痛くはないですが驚きます)まずは餌やりもクリアです!そして野菜も買って少し大きな動物たちにも食べさせてみることにしました。アルパカもパクパクとキャベツを食べてくれました、残ったキャベツはリクガメに。

小動物コーナーではパンダマウスを手のひらに乗せてみたり、モルモットを膝に抱いたりして生き物のぬくもりを感じることができたようです。小さな動物園ですが本当によく管理されていて満足感を得られますよ。

売店でお土産を買って、また車で自宅を目指します。旅をすると子供達ににやさしく声をかけてくださる方に出会えます。子供たちも誰とでも挨拶をして話をすることができます。私も幼いころから両親に良く旅行に連れて行ってもらいましたが、旅先で発見するものや体験をしたことは断片的にでも数十年たっても記憶に残っています。同じ場所で幼かったころの記憶が現在とつながったときに幼少期の自分に会えたような気がして不思議な感覚を覚えるのも子供を連れて旅をする楽しみの一つです。

衝動買いのコストパフォーマンス

5人家族が1泊で約9万円、高速代なども含めると10万円前後の出費になりました。仕事も兼ねての打ち合わせやご挨拶であったので(旅費は自腹ですが、いちご狩りや動物園はサービスして頂きました!)、長い目で相殺されると考えてみました。「宵越しの銭は持たない」といった感じでしょうか?

ただ家族旅行で宿泊することを考えると、もしかしたら、韓国や台湾など海外の方が安くつくかもしれません。ですが、部屋食や部屋風呂、大浴場への送迎や自動車用のゲートなど、サービス全体を考えるとお値段以上なのかもしれません。小さいお子さんが複数いらっしゃる家族旅行であって、温泉が好きな場合、コストを無視すれば最良の選択肢の1つとお勧めできます。

施設情報

阿蘇ファームランド: https://asofarmland.co.jp/

別邸蘇庵: https://www.soan.in/

一心行の大桜: https://hanami.walkerplus.com/detail/ar1043e26372/